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虫歯を放置しておくと

小さな虫歯に見えて実はとても大きい虫歯というケースがよくあります
痛みもなく穴も開いてなければ、一般の方は虫歯になっているとは思わないでしょう

ケース1は最近、歯と歯の間に物が詰まりやすいということで来院された症例、ケース2は会社の検診で虫歯と指摘されたが痛みがないのでそのままにしていた症例です。どちらも特に痛みの症状はありません。

 

ケース1

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歯と歯の間に小さな穴が見えます

 

 

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エナメル質を除去すると軟化象牙質が出てきます

 

 

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ある程度感染歯質を取ったら

 

 

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う蝕検知液で染め出して

 

 

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慎重に感染歯質を取り除きます

 

 

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歯髄神経に問題がないか、確認のためコンポジットレジンを充填して様子を見ます

 

 

歯髄神経に問題がないことを確かめてから、形成、印象を行います

歯髄神経に問題がないことを確かめてから、形成、印象を行います

 

 

補綴物を装着して完成です

補綴物を装着して完成です

 

 

 

ケース2

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歯と歯の間が少し黒い程度ですが

 

 

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エナメル質を除去すると中は軟化象牙質が

 

 

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ある程度取ったら、う蝕検知液で確認します

 

 

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う蝕検知液を使うことによって確実な虫歯の除去ができます

 

 

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これだけ健全歯質が失われています

 

 
歯の表面はエナメル質という硬い組織で覆われているので入口は狭いのですが、中は象牙質という比較的柔らかい組織でできているため、虫歯は中で大きく広がるという特徴があります
このため自覚症状がない場合、発見が遅れると多くの歯質を失うことになります

通常虫歯になると冷たいものがしみるなどの自覚症状が出ますが、ゆっくり進行している場合はあまり痛みがでないようです、ですから定期的に検診を受けることが早期発見早期治療の最善の方法となります
歯は一度失うと決して元通りには戻りませんので大切にしてください。