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新人発表会

現在私が所属する日本インプラント臨床研究会では、100時間のセミナーを受講しカリキュラムがすべて終わると翌年度の新人発表会で症例発表を行うこととなっています
その発表を終えて晴れて一般会員となります、その後は全員発表研修会や定例研修会で年に1回の発表を行うことで認定会員となり、日本口腔インプラント学会の認証医、専門医試験の申請が可能となります。

私は昨年100時間セミナーを受講しましたので、さる4月5日に都市センターホテルで行われた新人発表会にてインプラント埋入から術後3年経過の症例を発表報告してきました
そして多数の指導医および専門医の先生方に自分の症例を見てもらうということがとても有意義なことだと感じました、なぜなら発表後やその後の懇親会で、会長の田中譲治先生をはじめたくさんの先輩方から適切なアドバイスや貴重な意見を頂き、自分では気づかなかった新しい発見が数多くあったからです。

私のような小さな個人開業医は、日々の診療の中で自分の診療が正しいかどうかを指摘してくれる人がいません、言い換えれば『井の中の蛙』になりやすいのです。
しかし自分の診療が間違っていると思って診療している歯科医はいませんし、セミナーや講習会へ積極的に参加していたとしても、自分が演者を批評することはあっても自分が批評されることは当然ありません
歯科医として成長するためには自分よりも技術や知識や経験が豊富な歯科医に自分の症例を見てもらい、批評されることがとても大事だと、そして『井の中の蛙』にならないよう気をつけなければいけないと痛感する1日となりました。

 

演題「上顎中切歯欠損部に対してインプラントを適用した1症例」