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歯周基本治療

歯周基本治療とは歯周病の原因因子およびリスクファクターを排除し、歯周組織の炎症を改善し、その後の歯周治療の効果を高める基本的な原因除去治療を指します。

具体的にはプラークコントロール、スケーリングルートプレーニング、プラークリテンションファクターの除去、咬合調整、暫間固定、抜歯など。

歯周基本治療で除去できない原因因子や炎症に対しては歯周外科という外科処置を行なって歯周組織の治癒や再生を促しますが、患者さんも歯科医もできるだけ大掛かりな外科処置は避けたいところです。
 

歯周検査とスケーリングルートプレーニングを繰り返し、徐々に歯周ポケットの深さが浅くなっていく様子が分ります。

 

 

術前のエックス線写真、補綴物の不適、咬合の不調和、根尖病巣、吸収した歯槽骨が確認できます。

 

 

術後のエックス線写真、原因因子が残っている可能性も疑いながら慎重に経過観察を行なっていかなければなりません。

 

 

初診時に歯周ポケットの深さが10㎜を超える難症例。歯周外科や抜歯を行なわずに治療することはとても難しい状態でしたが、患者さんの徹底したプラークコントロール、歯周治療に対する理解と協力があって、良好な治療成果を得ることができました。

歯周病の治療は患者さんの努力や協力に依存する部分が大きく、歯科医の力だけではなかなかいい結果は出せません、逆に患者さんの努力次第で歯科医の想像を超える結果が得られることもあります。
 
 

 
 

 

 
 

 

 

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